リレー絵板!!

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「あのっ!あなたはどこに行こうとしてたんですか!?」
「あァ?」
「どこかお買い物とか?お食事とか…?」
「おれは酒場でもと思って出てきたんだが?」
「そこです!そこに行きましょう!!」
「…お前が?……酒場?」
(ロロノアにごちそうしておめでとうって言えばいいですよね…)
しかし、たしぎは気づいていなかった。そう財布を忘れていることに…。)

    ※ナギさんからぞ太さん、見事に繋がってると思ってぞ太さんの続きを…いや焦りますね。コレ。
美也 [Home] 2000/11/11 (Sat.) 19:16:39

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「お金は私が出します!」
そういってポケットから手を出したたしぎの手には財布の陰も形もなくただ、さっき拾った小さな刀のアクセサリーが光っていた.
(・・・・。そんな・・)
立ち呆けるたしぎをゾロは笑いをこらえてみていた.
SIGU. 2000/11/11 (Sat.) 20:05:52

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「何だ?これ…」
「海岸で拾ったんです。かわいいなって思って。たぶんペンダントトップだと思うんですけれど…」
「へぇ…」
ゾロはアクセサリーを手に取った。
よく見てみると細部まで手の込んだ作りになっている。
柄と鞘をつまみ左右に引いてみると楊枝の様な刃が出てきた。
「わぁ!すごい!かわいい…」
たしぎは目を輝かせた。眼鏡をかけて、ゾロの指先に集中する。
ゾロは小さな刃を眺めながら、鷹の目のミホークと戦ったことを思い出した。
「ちゃんと斬れる刃みたいですね。これ…」
「…」
(オレはこんな玩具みたいな剣に負けたことがある)
「ロロノア…どうかしましたか?」
夜絵 2000/11/12 (Sun.) 00:10:44

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無題

「なんでもねぇよ。」
笑うゾロ。 なぜか赤くなるたしぎ。
(あれ、どうしたんだろう、私??)
「どうした?」
「なんにもありません。」
立ち去ろうとするたしぎ…。
カレカノ 2000/11/12 (Sun.) 01:55:33

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剣士

ゾロの表情に苦味が走った。
たしぎはそれを見逃さない。目で促すように問う。
「・・・何でもねぇよ。」
帰って来た低い呟き。
たしぎはそれ以上は詮索しなかった。
彼の、剣士のプライドだと理解している。
彼にこだわる剣士である自分も、また存在するから。
けれど今日は・・・。
たしぎは優しく微笑んだ。
今日は、ただの女でいよう。

    ※すみませーん、ピンポイントでダブってしまいました。とほほ。
かみん。 2000/11/12 (Sun.) 01:56:19

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「ほらよ」
「あ、あのっ、私はお酒は…」
ゾロの後についてきてしまったがあまり酒は得意な方では無いたしぎは焦った。
「あァ?何しに酒場を目指してたんだ?」
美也 [Home] 2000/11/12 (Sun.) 02:48:23

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今!

「とりあえず乾杯」
そう言って、まるで級友と飲むような自然さで、ゾロがジョッキを持ち上げた。いつのまにか彼のさっきの厳しい表情が和らいでいる。
たしぎからふと安堵の笑みが零れる。
たしぎは、ゾロに合わせてジョッキを手にしようとして、はっと気付いた。
もしかしたら今がチャンス!?
丁度、形ばかりの乾杯をしようという今、「誕生日おめでとう」と言う絶好のシチュエーションではないか。
と思い付いて、たしぎは急に緊張する。ジョッキに触れる手に力が篭る。
おいら 2000/11/12 (Sun.) 07:56:39

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「あ、あのっロロノア…!」
「あ?」
たしぎが勇気を振り絞ってゾロに視線を向けたその時、大きな腕がたしぎの右手を掴んで、引き上げた。
「ねえちゃん、ちょっと酌でもしてくれねェか?」
見上げると、巨躯を揺さぶらせる海賊と思しき男が立っている。
kaks [Home] 2000/11/12 (Sun.) 08:54:49

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「あ、あの、済みません困ります・・・っ!」
男は既に溺上がっているのか、たしぎのその細い腕を放そうとしない。全て力で片付けようとする為、更に腕に力が入る。
「オラ早く来いよ姉ちゃん!!」
「痛っ!!」
ダンッッ!!!
その時、ジョッキはおろか、テーブルまで壊れそうな程の音が酒場中に響いた。
ナギ 2000/11/12 (Sun.) 16:57:13

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「いけません。ロロノア、落ち着いて下さい!」
こんな所で暴れられては困る。とたしぎはなんとかゾロをなだめようとした。見れば刀に手がかかりそうな勢いだ。
「ダメです。暴力で解決なんてよくありません!こんなことで刀を抜いては…」
たしぎの言葉にゾロは刀から手を離す。その様子に男はつけあがったのか、たしぎの掴んだ腕を引き寄せた。
途端、ゾロは物も言わずに素手で男を殴り飛ばした。
美也 [Home] 2000/11/12 (Sun.) 18:35:05

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