ナレーション | 一目でならず者と判別できる数名が、ゾロに因縁をつけに行っているところだった。 ゾロの眼光を判断できない奴等、当然のごとくわずか一閃で沈んでしまう。 |
02月02日 16:33[61] | ||
たしぎ | (いつものことですね。) | 02月02日 18:08[62] ノベライダー | たしぎ | ・・・なんて見惚れている場合じゃないわ!! ど、どうしよう・・・ |
02月03日 07:30[63] |
たしぎ | 多勢に無勢じゃあ卑怯もののやること! 私も戦いますっ!! |
02月03日 13:43[64] | ||
ナレーション | そう心に思った瞬間、目の前に沢山のならずものの残骸が落ちてきた。 | 02月03日 13:44[65] | ||
ゾロ | …あ。お前… | 02月03日 13:44[66] | ||
ナレーション | ゾロはならず者の残骸の向こうに、刀を構えて立ちつくしているたしぎをみつけた。 | 02月03日 13:45[67] | ||
ナレーション | 多分一緒に戦おうとしてくれたのだろう、たしぎは今にも飛び出しそうな勢いの立ち方だった。 周りにはもう敵は居ないのに、いつまでもそのままで居る。それが何だか可笑しくて、折角助けてくれようとしたのに悪いと思いながらも(実際本当に思っているのか怪しいところだが)、大口を開けて笑ってしまった。 |
02月04日 19:24[68] | ||
ゾロ | はははは・・・まったく何ボーっと突っ立ってんだよ。 | 02月05日 02:02[69] | ||
たしぎ | 「んなっ!? ボーッとですって!? 人が助けようとしていたのに。大笑いするなんて失礼ですよ!」 | 02月05日 11:45[70] | ||
ナレーション | 時雨に手をかけたまま、まだ大笑いしているゾロに向かって、たしぎは困ったような、怒ったような複雑な表情を浮かべた。 | 02月05日 11:52[71] | ||
たしぎ | (そんな事を言っている場合じゃないでしょ、たしぎ!) | 02月05日 11:54[72] | ||
ナレーション | 心の中でそう思いながら、たしぎはポケットの中に入っている小さな包みを、そっと握り締めた。 | 02月05日 11:56[73] | ||
ゾロ | 「悪かったな。でもまぁ、ご覧のとおりだ。手助けはいらなかったな。」 | 02月05日 12:00[74] | ||
ナレーション | そんなたしぎの気持ちを知るはずもなく、ゾロは、まだ口元に笑みを残しつつ、そう言いながら3本の愛刀を鞘に納めた。 | 02月05日 12:05[75] | ||
たしぎ | (わたそうかな・・・。もらって・・・くれますよね!) | 02月05日 13:10[76] | ||
ナレーション | っと心のなかで自分に言い聞かし、勇気を出してゾロに小さな包みをつきつけて言った。 | 02月05日 22:57[77] | ||
たしぎ | あっ、あの・・これっっっ!!!! | 02月05日 23:01[78] | ||
ゾロ | あ?!!! | 02月05日 23:05[79] | ||
たしぎ | 貴方にとって嫌いの部類に入るかもしれませんが…受け取って貰えませんか? | 02月06日 23:07[80] |
BACK NEXT → HOME |