たしぎ | 大人しくして下さいっ! | 02月16日 02:50[282] | ||
ゾロ | (冗談じゃねえ! 誰のおかげでこんなことになったと思ってんだ!) | 02月16日 02:55[283] | ||
ナレーション | ゾロはたしぎの伸ばされた腕をかわすと、ひらりと船の柵を飛び越えた。 | 02月16日 02:56[284] | ||
ゾロ | ! やべえ!! | 02月16日 02:57[285] | ||
ナレーション | 難なく飛び降りてすぐ、次にたしぎがするであろう行動を想像し、ゾロは自分が下りてきた位置を慌てて見上げた。 | 02月16日 02:59[286] | ||
たしぎ | えいっ! | 02月16日 02:59[287] | ||
ゾロ | このバカ!やっぱりやりやがった!! | 02月16日 03:00[288] | ||
ナレーション | ひらめく薄紫色のものが宙を飛んだ。 | 02月16日 03:02[289] | ||
たしぎ | ……あれ…? | 02月17日 00:45[290] | ||
ナレーション | 何処にも足場の無いその空中で、たしぎは初めて自分が普段と違う服―――ワンピースを身に付けているのに気が付いた。 薄紫のワンピースは、たしぎの願いとは逆にひらひらとはためく。 |
02月17日 00:52[291] | ||
たしぎ | きっ……!!きゃあああああっっ!!!? | 02月17日 00:53[292] | ||
ナレーション | どうにもならない空中で、気恥ずかしさからスカートを押さえつける。と、自然態勢は崩れる形となる。 | 02月17日 00:58[293] | ||
ナレーション | 普段500kgの重りを振るい鍛えているゾロでも、鉄塊と落下して来るたしぎとでは内訳が違い過ぎる。両の腕で抱き留めたものの、背中から倒れ込んだ。 | 02月18日 00:11[294] | ||
ゾロ | 痛ってェ…何なんだよおめェは…!キャラ違うぞ! | 02月18日 00:12[295] | ||
ナレーション | 謝ると思われたたしぎはそれをせず、ゾロを真上から見つめた。 | 02月18日 00:14[296] | ||
ゾロ | お・・・・下りろよ。 | 02月18日 00:14[297] | ||
ナレーション | 折れそうな程に細いたしぎが重い訳では無かったが、まっすぐに見つめてくる瞳の重圧に耐えき切れずゾロは言った。 | 02月18日 00:16[298] | ||
たしぎ | そっ…それなら…腰を抱いてるを離してください…! | 02月18日 00:40[299] | ||
ゾロ | あ?・・・ああ・・・ | 02月18日 17:19[300] hito | ||
ナレーション | けれどお互い目が合ってしまうと、 お互いは離れようとセずに見つめ合ってしまう。 聞こえるのは波の音と 船の風に揺れる音。 遠くで時々聞こえる仲間の声。 そしてお互いどちらともなく顔が近付いていった。 |
02月18日 21:57[301] |
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