仮。

No.06


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     ナレーション ウソップの言葉に、ゾロは自分も駆け出そうとした。その時。    10月29日 07:55[101]
   たしぎ 待って!!    10月29日 07:55[102]
   たしぎ (…どうしよう、引き止めちゃったけど…一言、おめでとうっていうだけなのに…なんでこんなになっちゃってるの私っっ)    10月29日 23:07[103]
     ナレーション 顔をまっかにして口をぱくぱくしながら、ずっとゾロをみつめるたしぎ。
するとゾロが近付いてきて手をたしぎのおでこにあててきた。
   10月29日 23:08[104]
   ゾロ お前なんか病気なんじゃねーの?…ちょっとまってろ。    10月29日 23:09[105]
     ナレーション そういうとゾロはたしぎを腕に抱きかかえた。
   10月29日 23:11[106]
   たしぎ ななな…っっなにをするんですかーっっっ    10月29日 23:15[107]
   ゾロ おいッ!! 暴れるな!     10月30日 00:52[108]
     ナレーション 突然のゾロの行動に一瞬呆気にとられたたしぎではあったが、すぐに思い直し、あらん限りの力でゾロの胸を突っ撥ねた。    10月30日 01:12[109]
   ゾロ ぃてっっ!!何だよ、一体!!    10月30日 03:35[110]
   たしぎ あなたこそ何するんですか!!    10月30日 03:35[111]
     ナレーション なんとはなしに不穏な空気。ゾロは溜息をついた。    10月30日 03:37[112]
   ゾロ ・・・勝手にしやがれ。俺はいくぞ!    10月30日 03:37[113]
     ナレーション ゾロは背を向けて走りだし、あっと言う間にたしぎの視界から消えて行く。呆然と見送るたしぎ。    10月30日 03:38[114]
   スモーカー大佐 どうしたってんだ?てめェらしくもねェ。念願だったんだろうが、あの刀使いとまみえるのが。    10月30日 06:21[115]
     ナレーション いつの間に追着いていたのか、たしぎの背後には溜息をつきながら葉巻を燻らす上司の姿があった。    10月30日 07:08[116]
   たしぎ スモーカーさん…。すいません、逃げられてしまいました……。    10月30日 07:09[117]
     ナレーション たしぎは力無くそれだけ言うと、剥き出しのまま握り締めていた時雨を鞘に収めた。そうすることで自由になった両手。我知らずたしぎは先程までロロノアが触れていた部分、自らの両肩にそっと手を添えていた。    10月30日 07:17[118]
     ナレーション その頃、追っ手の網を掻い潜って街中を走り抜けるゾロの心中も、決して穏やかなものとは言えなかった。    10月30日 07:21[119]
   ゾロ あのパクリ女…。とうとうココまで来やがるとはな。    10月30日 07:22[120]

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